僕の行く道は 果てしなく遠い

ある日の対戦、ボロ負けし、あまりにも「見えているもの」が対戦相手と比べ違い過ぎて、こんなツイートをした。

 

 

トロルを7枚並べればゲームは終わるため、それをなるべく早く達成するにはどうすべきかと考え、鷹匠で旅籠を取って馬を大量獲得し、それを使って従者とトロルを引いて7枚並べることを一人回しで試し、だいたい13ターンで達成できることが分かった。

 

 

しかし、強者の考えはさらに異なるもので。

 

 

 

なんと8ターン決着。

トロル3枚並べてからターンが始まり、4枚目を買ってからさらに騎兵隊購入でそれを引き、4枚並べれば従者・絹商人・騎兵隊がすべてタダに。

従者と絹商人をある程度確保したら、騎兵隊購入(+1購入を得るためいくらでも買える)でそれらをすべて引き、購入を一気に増やす、というもの。

 

 

これらの購入とプレイ時、それぞれ何が起こるかをまとめてみると、こう。

絹商人だけ見ると、購入時に得られた村人1はそのままその絹商人のプレイに費やすことができ、また購入時に費やした1購入はプレイすることで1増やすことができるため、いずれもプラマイゼロ。1枚購入することでデッキはその1枚増え、それをプレイすればデッキ2枚を引くことができるため、1枚につき手札は1枚増える、ということはつまり絹商人はいくらでもタダで獲得できる研究所であると言える。

その研究所によって引いた従者は、1枚を+2アクション、もう1枚を+2購入とすれば、2枚一組でアクションはプラマイゼロ、購入は2増える。従者2枚で2購入増えるということは、1枚で1購入増えるということであり、その1枚を手札に引くために必要な研究所=絹商人1枚によって1購入増えるということであるとも言える。

 

そして騎兵隊購入はそのまま2ドローの役割を持つものの、その騎兵隊自体がデッキに混ざり、それを引いてしまうため実質1ドローとも言える(従者と絹商人だけの山札を作った直後なら、それに騎兵隊は混ざらないのでいいのだが、実際には購入を増やすために従者と絹商人をある程度引く必要がある)。

 

つまり、トロル4枚貼れば購入は大量に増やすことができ、それができるなら従者・絹商人・騎兵隊は一気に枯らすことができるため、それが最終ターンということに。増えた財源で属州を買うことも、それができずともタダになった屋敷を枯らすこともできるので十分、ということであった。

 

と、こうして表にしてみればさすがに理解はできるものの、実践でこのサプライを見て果たしてこれに気付くことができるのだろうか。気付くようになるには何をしたらいいのだろうか。