FERRYさんとの3連戦 その1 肉屋-青空市場で属州はタダに

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属州・屋敷戦

 

初手

相手:浮浪者-肉屋-青空市場-銀貨

自分:銀貨-青空市場-銀貨-肉屋

 

肉屋で金貨を属州に変えるのが早そう。ではその金貨の獲得方法は青空市場か予言者か。と考えていたらFERRYさんは初手2金で浮浪者。5コスト帯の強いこのゲームで先手の2-5スタートに追いつくためには速度を出す必要がある、ということで青空市場を選択した。

 

青空市場が予言者に比べて早いという意味は「安いから早く買える」という意味だけでなく、金貨獲得と属州獲得とにかかる手数の意味もある。予言者では予言者と肉屋をそれぞれ打つ必要があるが、青空市場では手札に「金貨・肉屋・青空市場」の3枚があれば「金貨を廃棄しつつ属州と金貨獲得(つまり実質的に属州だけタダで獲得)」が一手で済むからだ。

 

さて、デッキ2周目でどうしても5金を出したい場合の初手と言えば普通は銀貨-銀貨だが、ここでは2枚目の銀貨より先に青空市場を買ってみた。2周目に手札にある状態から4金以上出せれば医者の過払い購入すればいいと思ったからだが、実際には第3Tの手札が青空市場と銅貨3枚。仕方なく銀貨を買ったが、ここも青空市場でよかったかもしれない。

 

第4Tに肉屋を買い、第5Tにすぐ打って金貨獲得、屋敷を浮浪者に変える。こうした2コストのキャントリップのある場での肉屋は本当に強い。屋敷→銀貨と変えずに済み、コイントークンを温存できるからだ。

 

第6Tは望外の生6金。ありがたく金貨を買う。これでデッキには金貨と銀貨が2枚ずつ。それに最低でも銀貨相当の働きをする肉屋と、キャントリップ・屋敷が2枚。もう金量的には十分になってしまう。

ちなみにこのターン、金貨の代わりに2枚目の肉屋入れるか迷ったがやめた。肉屋戦では使わなくてもいいからなるべくコストの高いカードを入れておきたい。ここで1コスト安いカードを買うことは、あとでコイントークン1枚損することになる(かもしれない)からだ。

 

第8Tの裏から互いに2枚ずつ属州購入。第10Tの裏に肉屋で金貨を属州に変えて属州枚数2-3。互いに屋敷2枚ずつ廃棄しているので6点リード。この時点での手持ちトークンは0-4。有利ではあるが、青空市場での+buyと肉屋での改築効果、そして手持ちトークンがあるこのゲームでは1ターンで9点10点が入ることも考えられる。後攻の6点差はセーフティリードではない。

そしてこういうゲームではいわゆる「7枚目の属州問題」はさらに複雑になる。相手のデッキの中の肉屋の位置を考えながら、属州の空廃棄の可能性も考慮しつつゲームの終了状態を調整する必要があるからだ。

 

第11Tの表裏でそれぞれ公領-属州を買ってさらに点差を3点開き、第12Tの表で属州を買われて3点差。その裏で4金2buy+トークン2枚。属州は残り1枚。さてどうするか。

何をすべきかは次のターンで相手が何をするかによる。ここでトークンを使い公領買って6点差にしたとして、肉屋と金貨と2金があれば7点取られて負ける。生での8金は同点先手負けになるから買えない。ではトークン使わず屋敷2枚購入だとどうか。5点差では生8金でも肉屋金貨でも負ける。というわけで公領を買った。

 

次T、表で公領+屋敷購入、裏で金貨→属州と屋敷購入で勝利。

 

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ところで気が付かなかったのだけど、FERRYさんは肉屋の他に「行進+キャントリップ」も青空市場の着火剤としていた。屋敷よりはマシだと思っていた浮浪者にもいい使い方があったようだ。行進による浮浪者→青空市場の変化も問題ないし。